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映画「皇太子の花嫁」のパンフレット [天皇関係雑感]

久しぶりの皇室ネタを軽く。あまりに公文書管理ばっかりなので少し気分を変えたいかなと。

先日、女優の池内淳子さんが亡くなった。
その際の記事に、初出演の映画が「皇太子の花嫁」であったということを目にして、久しぶりにこの映画について思い出した。

1950年代の半ばから後半にかけて、皇太子(現天皇)の花嫁予想が各週刊誌で活発に行われた。
この映画は1955年に新東宝が作ったもので、花嫁のスクープを狙う記者たちの姿に恋愛モノをかけた話である。
原案に皇室ジャーナリストのさきがけ(宮内記者クラブに属さない記者)である河原敏明も関係しているので、あらすじを見ていても、当時の皇太子妃予想記者達の姿の一端がかいま見える。

この池内さんの話をきっかけに、「皇太子の花嫁」の情報を調べていたら、amazonでパンフレットが古本として売られていたのを発見した。
値段もそう高くなかったので、とりあえず購入した。

で、これがその現物の表紙。
koutaishinohanayome.jpg

右が「皇太子に似ている青年」で、左がヒロインの女性記者役の島崎雪子。
中に詳しいあらすじがついていて、もっと細かい内容がわかった。

基本的に、この話は「花嫁」候補を追う話がメインであり、皇太子自体が出てくるわけではない。
ただ、ヒロインの女性記者が「皇太子に似ている青年」を「皇太子」と「勘違い」してインタビューするというシーンがあるらしい。

そして、この「皇太子に似ている青年」役のことが、別のページに詳しく書いてある。
これによれば、その役を演じたのは、市川小太夫(2代目)の次男の喜熨斗勝であり、どうも皇太子のマネまで映画の中でやっていたらしい。
表紙の写真を見ても、当時の皇太子の髪型や服装、カメラまでもがきちんと再現されている。

また、小ネタとして、喜熨斗勝が格好良かったので、若い女性の見学者が撮影所に増えたが、結局主演の高島忠夫の方が人気があって、「肝心の”皇太子さま”はそっちのけ」であったらしい。
ちなみに、高島忠夫のコメントは「ボクは皇太子さまと競争したってとても勝負になりません」と謙遜したとのこと。

さて、この映画、実はDVD化などがどうもされていないようであり、私自身もまだ見たことがない。
なぜされてないのかはよくわからない。
倒産した新東宝の権利は国際放映に引き継がれているようだし、別に著作権が行方不明になっているということではないと思う。
ネット上で見れるあらすじをみても、どうもそのあたりははっきりしない。
ただ「売れるコンテンツではない」というだけの話かもしれないけど。

そこで気になることは、実はその喜熨斗勝のことである。
実は映画のデータベースを見ると、この役は「若宮政彦」という名前になってる。
つまり、名前が違うのだ。

なお、喜熨斗も若宮もこの映画以外で名前を見ない。
また、喜熨斗勝氏はどうやら現在は歌舞伎研究者・フリーアナウンサーになっているようで、役者の道には進まなかったようである。

これはどういうことなんだろう?やはり当時、なんらかのもめるような事態がおきたんだろうか?別にそういう裏はないのか。
私自身、映画史は全くのド素人なので、このあたりはわからない。

でも、この映画と、皇太子の「学友」であった藤島泰輔が皇太子とその友人達の人物関係を描いた「孤独の人」の映画版も、未だにDVD化されていない。
このあたりは、やはり「菊タブー」がまだあるのかなあと、天皇制研究者としては勘ぐってしまうところはあったりする。

最後に、池内さんの写真(たぶん。内容とシーンからおそらくこれだと)。携帯で取ったので解像度がいまいち。
パンフで見るともっとくっきり写ってます。役柄は皇太子の「花嫁」の有力候補であった「桂百合子姫」。
101004_1953~01.jpg
このパンフに「池田淳子」(本名?誤植?)と紹介された記事の切り抜きも入ってます。
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