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「宮中・府中の別」の解体過程 ――宮内省から宮内府、宮内庁へ [天皇関係雑感]

すっかり間が空きました。

『一橋社会科学』第5巻、2013年7月、に

「「宮中・府中の別」の解体過程 ――宮内省から宮内府、宮内庁へ」

という論文が載りました。大学のレポジトリで公開されましたので、ネット上で読むことができます。
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/25793

内容は、敗戦直後の宮内省の解体の話を、政府やGHQと宮内省との関係や官制の変遷に着目して詳述したものです。
結構マニアックな話ではあるのですが、いまの宮内庁がどのような組織であるのかということを考えるには最適な論文かと思います。

この論文は、公文書管理問題に取り組むなかで考えたものです。
元々アイデアとしては漠然とは持っていたのですが、『公文書をつかう』の第1章を書くなかで、宮内省の官制の変遷はやれば面白いという感触をえてました。

自分の中では、情報公開で入手した資料を前面に打ち出せて書けたという意味で、10年越しの達成感があります。
個人情報の壁が大きく、核として論文を書けるだけの資料が思うように集まっていなかったので・・・

それとやっと天皇制研究者に戻ってきた感じがします。
今年は友人達と作っている本も秋ぐらいには出る予定なので、少しは専門の論文を出せそうです。

もしよろしければクリックしてみて下さいませ。

※追記。1ヶ所誤植発見。
6ページ目の表2の1946年4月の2級官の数字が234ではなく284。合計も4737→4787が正しいです。

あと、『歴史学研究』907号、2013年7月、に「「科学運動」という言葉」という歴研80年特集のエッセイを書きました。
歴研委員の仕事についてと、「科学運動」という言葉を使い続けるなら、もう一度再構築する必要があるのではという問題提起を書いてみました。
前者については、歴研の歴史を振り返る際に、こういった記録は必要だろうということを意識して書きました。

雑誌は大学の図書館などには入っていることが多いと思います。
どうぞよろしく御願いします。



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