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乙武洋匡ブログが炎上している件について [雑感]

『五体不満足』でおなじみの乙武洋匡氏のブログが大炎上しているということがニュースになっていたので、それについて考えてみたい。

乙武氏は自分のブログの9月7日の記事で、次のように書いた。

紀子さま出産

世間は昨日から「めでたい、めでたい」と騒いでるけど……

ひとつの命が誕生したことがめでたいの?

それとも誕生した命が「男児だったから」めでたいの?

どちらにしても。

これで、また大事な議論は先送りにされてしまうんだろうなあ…。




これで全文である。
この文章に対し、現在で書き込みが1000を超えており、これについての謝罪文にも書き込みがすでに1000を超えている。
少しだけ書き込みを見たが、結構中傷が多くて、げんなりするところがある。

彼の文章は確かに誤解を招く書き方をしており、説明が足りていない。
だが良く読めば、これは「マスコミ批判」をしているのだなということが良くわかる。
謝罪文の方に、「ご誕生を受けてのマスコミ報道や世論には、少なからず「男の子でよかった」という風潮が感じられました。そのことに、僕は抵抗を感じてしまったのです。」ということが書いてあることからも、それは見て取れる。

私は医務主管と愛育病院院長の記者会見の所までしかテレビで見ていなかったので、あまりコメントする立場でもないのだが、おそらく女の子が生まれていても、同じような報道になっていたのではないかと思う。
ただ、出演している解説者の論調が「皇室典範の改正がやはり必要だ」とか「あと一人産んでほしい」というように変わるということぐらいかなと思う。
聞くところによると荒川静香が奉祝のイナバウアーを披露していたりしたようだけど、おそらく女の子でも同じ事をしていただろう。

先日会ったある人が、ずっとテレビを見ていた感想として、「とりあえずはしゃいでおけという風潮がないだろうか」ということを言われていた。
つまり、実際にテレビを見ている人は「子供が生まれることはめでたい」とは思うだろうが、でもそれ以上のことを考える人はあまりいない。
でも、マスコミとしては「それがいかにめでたいことなのか」ということを「はしゃぐ」ことによって表そうとしているのではないかと。
そしてそれは、「自分たちは不敬ではありません」というアピールにもなっているのではないかと。
その人は、それは「昭和天皇が死去する直前の自粛騒動」に似ているということを言われていた。

その分析を聞いて、なるほどなあと思った。
かつてなんかの本で、朝日新聞の皇室記事が充実しているのは右翼対策の意味があったというのを見たことがある。(本当かは知らない)
今は昔のように街宣右翼が大挙して乗り込んで来るということはあまりなくなってきたけど、マスコミにとっては、「地雷」は踏みたくないというところが本音ということなのだろう。

たぶん数日内には視聴率が明らかになるのだろうが、どのくらい特番の視聴率は取れていたのだろうか。
通常編成を相変わらず続けていたテレビ東京の視聴率が高かったという数字が出れば、上記の説の補強にはなるなと思う。

少なくとも、乙武氏の問題提起は、支持するにしろ反対するにしても、私としては全然アリだと思う。
今回のことで、乙武氏がブログを閉じたりすることがないことを祈りたい。


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コメント 3

Ernest

はじめて書き込みさせていただきます。
いつも興味深く拝見させていただいています。

今回の記事、同感です。マスコミはいかに自分たちのトコが詳細な情報を持ち、どこよりも奉祝ムード満載です!ということを演出するのに躍起なような。
前者はまだしも、後者は見苦しいですね。「ご学友」やら「目白駅前」やらを常に放送していましたね。

乙武氏のブログが示唆しているように、本質を曖昧にしている報道ばかり。
(ちょっと乙武氏のほうも誤解されかねない文面と言えるかな?)

皇室典範の見直しが先送りということを、申し訳程度に報道し、あとはとにかく
「めでたい」の一色。たしかに昭和天皇の死去前の自粛ムードに似てますね。

この先、何らかの法整備があったとして、秋篠宮の一族が皇位につくと、
「光○天皇」という諡号になるんでしょうかね???
「皇統」が変わるとなぜか「光」の字が使われるようですね。
「光仁」「光孝」「光格」といった具合に。
21世紀に持ち越されるのでしょうか、この「伝統」。
by Ernest (2006-09-09 00:28) 

瀬畑 源(せばた はじめ)

コメントありがとうございます。初めてコメントを頂きました。

こういった報道は「あたりさわりのない」ということを強く感じます。
とりあえず「学友」と「奉祝状況」を映しておけばというか。
昔のテレビ番組の内容はきちんと残っていないので比較するのは難しいのですが、おそらく現天皇の結婚式のテレビ放送の頃から定型があって、それに従って流しておけば文句は言われないというのがテレビ局内部でできあがっているのではないかと。
1959年の時にすでに「奉祝箏曲演奏会」とか「慶祝特別番組」と題打たれたミュージカルとかいった番組が放映されていたことが新聞のテレビ欄からわかりますので。(ただやはり内容的には固い番組が多い)
しかし、それにしても最近のは「はしゃぎすぎ」ているように見えます。
どのくらい視聴者の人はきちんと見てるんですかねえ?

皇統が変わると「光」がつきやすいというのはなるほどと思いましたが、伏見宮が即位した後花園天皇なんかもいたりするので、どうなりますでしょうか。
「光」がついたら、「そういうこだわりがあるんだ」とわかって面白いですね。

またよろしければコメントをしてください。ありがとうございました!
by 瀬畑 源(せばた はじめ) (2006-09-09 02:35) 

unnkoman

>世間は昨日から「めでたい、めでたい」と騒いでるけど……

めでたい、と騒いでいたでしょうかね? もうだいぶ前のことなにで記憶も薄れつつありますが・・・
私には「めでたいのでしょうか、ね」と含んだ物言いのキャスターばかり目にはいっていた記憶がのこっています。
喪服を着ていたキャスターすらいましたね。 あれはなんだったのでしょうか?

>ひとつの命が誕生したことがめでたいの?
生命の誕生は何時、誰であってもめでたいのです。 
皇族男児だからめでたいわけではなく、母子ともに無事で誕生したことをめでたいね、と思うのは人類として当たり前のことです。

乙武氏はいったいなにが疑問だったのでしょうか?

by unnkoman (2015-04-21 12:44) 

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